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昆虫共生系研究の掲載のお知らせ

  この度、環境共生研究の成果として昆虫の共生細菌群の代謝系に関わる因果構造評価の研究が学術論文として掲載され、理研にてプレスリリースされましたのでご報告します。
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学術雑誌名: Science of the Total Environment Vol.836 25 August 2022,155520
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タイトル:A potential network structure of symbiotic bacteria involved in carbon and nitrogen metabolism of wood-utilizing insect larvae
筆者: Hirokuni Miyamoto, Futo Asano, Koutarou Ishizawa, Wataru Suda, Hisashi Miyamoto, Naoko Tsuji, Makiko Matsuura, Arisa Tsuboi, Chitose Ishii, Teruno Nakaguma, Chie Shindo, Tamotsu Kato, Atsushi Kurotani, Hideaki Shima, Shigeharu Moriya, Masahira Hattori, Hiroaki Kodama, Hiroshi Ohno, Jun Kikuchi
(概要) 計算生物学的手法を活用して、炭素と窒素の循環に関わる昆虫共生細菌群の因果構造を推察しています。

好熱菌研究の報告形式のお知らせ (弊社主導型の研究について): 持続可能な社会の構築は喫緊の課題であり、実際には様々な分野からのアプローチが必要です。既存の技術だけでは対応ができないため、最新の成果について学術的なデータをできるかぎり早くに社会に還元する必要性が出てきています。

一方で、学術雑誌に掲載し、広く技術的な知の共有を図るにしても、入念な査読期間を要するため、重要な研究成果が社会還元できるスピード感とはなかなか合わない場合があります。そのため、近年、学術雑誌への投稿前に、Preprintという形式で論文を公開するシステムが普及しています。

そこで、弊社では、最新の研究成果を学術雑誌に投稿する前にできる限りPreprintでの公開を進め、社会貢献につなげることを研究部門として決定しました。

その第一弾として、長年の研究成果の一部をコーネル大学のpreprintサーバに投稿することになりましたので、以下、ご報告します。必要な場合、雑誌掲載を含めて調整していく予定ですので、どうぞよろしくお願いします。

1. 魚、鶏、豚、牛に与える影響評価に関する論文

本研究成果は、preprintサーバ「arxiv 」に2022年1月26日付に掲載されました。

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2. モデル植物である人参に与える影響評価に関する論文

本研究成果は、preprintサーバ「arxiv 」に2022年2月7日付で掲載されました。

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3. 海草の繁茂に与える影響評価に関する論文

本研究成果は、preprintサーバ「arxiv 」に2022年2月13日付で掲載されました。

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これらの研究は、いずれも計算生物学的手法を活用して、好熱性微生物が、動植物、並びに環境に与える影響を評価したものです。共分散構造方程式、並びに機械学習を駆使したデータサイエンスによる最新の解析技術によって、好熱菌が、動物種を超えて、何をしているのか、推察しています。いずれも矛盾のない計算結果が得られているため、安定期な効能が現場で得られやすいことが、計算上、示されていることになります。まだ報告していない内容もたくさんあるため、さらにこれらの研究成果を積極的に発表し、社会貢献に役立てて参ります。

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